昼夜帯として形を成した黒繻子は、その色、艶、生地そのものが、
息づいて美しい。

「帯を作ること」・・・簡単ではないけれど、その工程作業は楽しい。
そして、その楽しさにほどよい緊張感と愛着が宿り、
目に見えない「気持ち」が形となって現れる・・・。


譲り受けた黒繻子。
帯として蘇らせること以外、考えられなかった。

今、改めて完成した帯を見つめ、
古き時代に生きていた形のままに留めることができたと嬉しく思う。
KATA-NAGASHI
TSUNO-DASI
OTAIKO
FRONT



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創作物語り ** 帯に留めて  



最終章
四  着装 〜アレンジ〜




昼夜帯は帯地によって、外出着やおしゃれ着に着用できる。

帯丈、帯幅とも袋帯と同じ寸法なので、変化に富んだ帯結びを楽しめる。




 



結び方の種類

貝の口・後見・文庫・蝶結び

片流し・お太鼓・角だし・角文庫



 
 



遠い昔、江戸時代には、

武家は文庫結び

一般は後見結び

町人は貝の口や角だし

などと、身分によって結び方が決まっていたそうだ。



 
  

自由になった現在

この昼夜帯でどんな帯結びをするか、

自由さの中の難しさと、想像力で楽しもうと思う。