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■ 灯し酔い






日本の伝統工芸品の一つ、「和蝋燭(ろうそく)」・・・。
暗闇で放たれる優しい光が独特の神秘性をかもし出します。

電灯がなかった昔は、行灯(あんどん)の他にこの和ろうそくの光で夜を過ごしていたと言われています。


 ----- 秋も終わりが近い11月のある夜、和ろうそくが放つ光で、
 ----- 幻想的かつ暖かな空間を楽しんでみました。





ゆらゆらと柔らかく、そして優しいオレンジの光・・・
すっとしたろうそくの姿・形にまっすぐな炎が凛々しくて・・・。

咲き始めの「寒桜」とともに、少々遅い「秋の夜長」を過ごしました。

襖絵や掛け軸などの絵も「座ってながめる」ことから、蛍光灯のような上からの照明ではく、
下からの照明となる和ろうそくの光の方が、よりその良さ、美しさを知ることができるといいます。
「座る生活」を基本として作られた日本家屋も、こういうことがベースになっていたのかもしれませんね。








和ろうそくは、原料にハゼの実を使用。芯が太いことや、油煙が極めて少ないこと、
そして風が吹いても消えにくいことが特徴とされています。

今回使用したろうそくは、寺院や茶事で使用されることが多い「数奇屋蝋燭(すきやろうそく)」と呼ばれるもの。
他の和ろうそくと違って、直線的な形です。
この「数奇屋蝋燭」で19cmほど。燃焼時間は約3時間です。
大きさにあわせて、「燭台(しょくだい)」も揃えます。