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■ キモノ語り -帯



帯は、もともと衣類を身体に固定させる為、細い紐状のものを使用していましたが、
様々な文化を経て今日のような形になりました。

はるか昔には、脇や体の正面で結び、装飾性を重視した使い方もあったようです。

着物を着慣れていないと、帯はとても疲れるものだけど、一日着物で過ごした日の夜、
帯を解く瞬間に、少しもったいないような気持ちになります。



 * 各帯の解説  - 写真を左上から順番に紹介・解説しています。

一、袋帯

  格の高い帯です。
  帯を袋状に織ってあり、表と裏が同じ生地です。
  最近は、表と裏を別々に織り、後で縫い合わせたものが多いようです。
  第一礼装と言って、「留袖」「振袖」「訪問着」などを着たときに結びます。

  結婚式や謝恩会、祝賀パーティー、式展などで活躍します。
  洋服に置き換えると、ドレスやスーツ、ワンピースなどと
  同じような場面ですね。


二、洒落袋帯

  金銀糸の入っていない、軽めの袋帯です。



三、名古屋帯

  袋帯より格は下がります。
  手先から胴回りの部分を半分にして、芯を入れ、
  垂れの部分(お太鼓になるところ)を一幅(約30cm)に仕立ててあります。

  外出着から街着まで幅広く着用することができます。
  おめでたい模様(吉祥模様)や金銀糸使いのものは、
  「訪問着」「付け下げ」などにも結べます。  名古屋が発祥だそうです。



四、袋名古屋帯
 
  帯幅を縫い代なしで、八寸(約30cm)に織り上げ、芯を入れず、
  垂れの部分は折り返して二枚に合わせます。
  胴回りは半分に折って、耳をかがって仕立ててあります。

  帯幅から八寸名古屋帯と呼ばれています。
  「ウール」「小紋」「大島」などにも、結べます。



五、夏帯
  
  6月から、9月にかけて着用します。

  帯地は軽く、透けるので、芯を入れて仕立てます。

  礼装用の着物には、<絽><紗>など。
  外出用の着物には、<羅><紗><絽><麻>の素材の帯を結びます。



六、細帯・半幅帯

  半幅に織られた帯や、並幅(約30cm)を二つ折りにして、
  かがったものなどがあります。

  普段着や【浴衣】の帯として、よく用いられます。



七、角帯・兵児帯

  男物の帯として、用いられます。

  角帯は、礼装用の袴下などにも使用しますが、
  普段着にも、結べます。博多織が代表的です。

  兵児帯は、普段着用として使用します。